南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
森 正
他の科目との関連
履修対象学科
副題 「構造改革」を考える
授業概要  経済の低成長、少子高齢化社会の到来、情報化の進展、経済の国際化(グローバル化)といった大きな社会・経済の変動を踏まえ、わが国の政治・行政システムも抜本的な構造の見直しを迫られています。
 この講義では、行政改革、財政改革、規制緩和、地方分権改革など「構造改革」と呼ばれる一連の改革について、こうした問題状況がなぜ生じているのか、そこに至る背景について概観します。さらに、現在進められている改革の実態や方向性、可能性について、海外の事例も紹介しながら、わかりやすく解説したいと考えています。
学修目標  この講義を通じて、日本の政治や行政が抱えている問題は何か、いかにして解決していくか、履修者自身が考察する参考になればと考えています。
授業計画 1.ガイダンス:「構造改革」とは何か
2.「大きな政府」から「小さな政府」へ
3.中央省庁再編(1) 行政の効率化
4.中央省庁再編(2) 官僚主導から政治主導へ
5.規制緩和(1) 政治の失敗、市場の失敗
6.規制緩和(2) 構造改革特区
7.民営化(1) 特殊法人改革
8.民営化(2) 郵政3事業民営化
9.地方分権(1) 中央集権から地方分権へ
10.地方分権(2) 「三位一体」改革
11.地方分権(3) 改革派首長の挑戦
12.地方分権(4) 市町村合併問題
13.住民参加(1) 住民投票制度
14.住民参加(2) 住民運動の変容
15.定期試験
評価方法  定期試験(90%)、講義中に実施する小テスト(10%)により評価する。
テキスト  プリントを配布します。
その他  この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース(情報通信学科・情報システム数理学科)」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-3)。