南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜
担当者
松戸 武彦
他の科目との関連 社会学 社会調査法
他学科履修
副題
授業概要  この講義の目的は、社会学をこれから学ぶ人々にどのような問題領域が提起されているかを見せ、この分野の研究や課題に関心を抱いてもらうことにある。しかし、初学者を対象にしている点を考慮し、社会現象への興味を引き出すことを第一の強調点とする。その意味で、社会事情入門という性格も併せ持つものである。実際の授業は、現代社会の性質を考える上で参考となるトピックスを取り上げて進めていく。
学修目標 総合政策学のなかの社会学という意味について理解する。社会現象を社会学的視点からみることができる。現代社会の特質について興味をもてるようにする。
授業計画 1 社会学の入門の入門−サザエさんとちびまるこから考える現代家族
2 産業社会と女性−赤ずきんのテーマ、依存する性の成立
3 学校に行くこと−産業社会のもう一つの特性
4 アジアの変貌−調査結果から見える社会変動、市場経済化とその受け止め
5 就職すること−人生の岐路の社会学的意味
6 「Live-door」事件の社会的意味
7 セクシャルハラスメントの社会学−日常的権力の構造化
8 子連れ出勤論争−横紙破りと社会変革
9 アジアの変貌−未成熟な環境意識
10 支店長はなぜ死んだのか−社会的意味解釈とマスメディアの問題性
11 合意形成の社会学
12 ライフサイクル論−貧乏研究の政策的含意
13 企業社会で生きること−30代での選別。成果主義賃金の行方
14 受講生による発表
15 定期試験
評価方法 定期試験。授業への参加度(質疑応答)も多少の評価対象とする。(5%程度)
テキスト 松戸武彦・高田利武編『変貌するアジアの社会心理』ナカニシヤ出版
その他