南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
2
担当者
井上 洋
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題
授業概要  本科目では、問題発見・設定から、政策的課題を取り巻く社会的状況の認識、合理性・効率性および異なる価値観に配慮した政策合意形成のプロセス、さらに施行される政策の波及効果やその評価など、政策にかかわる一連のプロセスを確認する。次に、具体的課題を取り上げ、それを取り巻く社会的状況や多様な価値観の認識に関わるディベート、問題解決に必要な資料(データ)収集と分析、それら論理的思考および科学的・合理的根拠に基づいた政策提言・政策立案、あるいは政策評価に関する実習などを行う。ただし、担当教員の基礎とする学問分野により、課題設定やトピックスに多様性はある。
学修目標  本科目は、基礎演習および総合政策入門を踏まえた上で、政策形成プロセスの基礎を模擬的、体験的な学習を通じて修得する。
授業計画 1〜3.問題発見(取り上げる問題の選定)
3〜6.問題解決のための資料・データ収集と分析
7〜9.合理的根拠にもとづいた解決策の提案
10〜12.提案された解決策についての討論
13・14.問題解決のための提言書(レポート)の作成
15.  定期試験
 取り上げる問題は、青少年問題(不登校、児童虐待、性、薬物など)をはじめとする現代日本の社会問題全般から選択することとする。初めからリジッドに限定することはしないが、担当者の専門や関心から大きく外れたものについては採用できない場合もある。
評価方法 出席状況30%、授業への参加姿勢30%、レポート(提言書)40%を総合して評価する。
テキスト 『知の演習』、その他必要に応じて指示ないし資料を配布する。
その他  授業時間外の作業が相当量あることに留意されたい。取り上げる問題の設定などに関し、受講生の発案をできるかぎり生かしていきたいと考えているので、受身の受講姿勢は歓迎されない。問題意識と、資料調査などについての研究上の行動力をもった参加者を望みます。