南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
2
担当者
藤原 道夫
他の科目との関連 基礎演習、総合政策入門
他学科履修 不可
副題
授業概要  本科目では、問題発見・設定から、政策的課題を取り巻く社会的状況の認識、合理性・効率性および異なる価値観に配慮した政策合意形成のプロセス、さらに施行される政策の波及効果やその評価など、政策にかかわる一連のプロセスを確認する。次に、具体的課題を取り上げ、それを取り巻く社会的状況や多様な価値観の認識に関わるディベート、問題解決に必要な資料(データ)収集と分析、それら論理的思考および科学的・合理的根拠に基づいた政策提言・政策立案、あるいは政策評価に関する実習などを行う。ただし、担当教員の基礎とする学問分野により、課題設定やトピックスに多様性はある。
学修目標  本科目は、基礎演習および総合政策入門を踏まえた上で、政策形成プロセスの基礎を模擬的、体験的な学習を通じて修得する。
授業計画 1. オリエンテーション:政策形成プロセスとは何か。
2. テイクオフ(離陸)のための「自由討論型ディベート」テーマ説明、グループ分け。
3. 「自由討論型ディベート」準備、打ち合わせ。
4. 「自由討論型ディベート」実施。
5. 講義と討論:政策目標と選択肢の評価
6. 「政策立案プレゼンテーション(1)」課題説明、グループ分け。
7. 「政策立案プレゼンテーション(1)」準備、打ち合わせ。
8. 「政策立案プレゼンテーション(1)」実施。
9. 講義と討論:政策実施の事前評価、影響の範囲、予想される困難
10. 「政策立案プレゼンテーション(2)」課題説明、グループ分け。
11. 「政策立案プレゼンテーション(2)」準備、打ち合わせ。
12. 「政策立案プレゼンテーション(2)」実施。
13. 講義と討論:政策形成プロセス
14. まとめ
15. 定期試験(レポート)

 2007年度においては、自由討論型ディベートの題材として、南山大学法科大学院の入学試験問題を用いた。また、政策立案プレゼンテーションの課題としては、「少子化」と「ニート」を用いた。2008年度においては未定である。
 グループは、3グループに分ける。また、テーマごとにグループ分けをし直す。
評価方法 レポート(60%)、授業参加度(20%)、出席(20%)により、評価する
テキスト 必要に応じてプリントを配る
その他 1.教室内、全員の空き時間、放課後等のグループ作業が中心になる。したがって、グループでの作業に適性を持っていない人は、受講しないことが望ましい。
2.欠席をするとグループメンバーに迷惑をかけ、また授業の進行に支障を生じるので、欠席しがちな人は、受講しないことが望ましい。
3.1回目の授業を除き、ノートPCを毎回持参すること。ノートPCを持参できない人は受講しないこと。