11416 総合政策論I(公共政策論)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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2〜 |
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遠藤 宏一 |
他の科目との関連 | 財政学、地方財政政策論、行政学、経済政策論 |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 現代の経済は、「民間財」と「公共財」を供給する2つの部門を不可欠としている。民間財を調整するのが市場メカニズムであるが、公共財は国や自治体(いわゆる「公共部門」)の手により、議会あるいは協議体(政治・行政システム)での配分決定を通して供給される。他方、今日ますます量的・質的に重要になっているのが、その中間にある「混合財」である。このため今日、現代的公共性とは何かが改めて問われるようになっている。 従って本講義は、公共性概念をどう現代的に再構成するか、「公共部門」の内的編成・制度、公共財の供給や公共政策の意思決定メカニズム(=公共性の序列と公共政策のデザイン)、現代日本における公共政策の展開等を考察する。 |
学修目標 | (1)現代的公共性とは何か、(2)公共政策形成の歴史と理論、(3)現代的公共政策の目標・政策手段・主体、その政策デザイン等に関する一般理論を学修、(4)その基礎のうえで戦後日本の公共政策の展開、問題点と課題等について主要な領域に関して各論的に学修する。 |
授業計画 | (注)○内は講義の計画コマ数 (1) 序. 公共政策論の課題と方法 <第1部 公共政策の政治経済学> (2)〜(4) 1章 公共政策の発展と歴史 (5)〜(6) 2章 公共性の序列と混合財 (7) 3章 公共政策の政策デザイン <第2部 日本の公共政策−その実証的各論分析−> (8)〜(9) 4章 日本型公共政策−公共政策と財政− (10) 5章 社会資本充実政策と公共事業 ⑪ 6章 日本型社会保障の課題−少子・高齢社会の公共政策− ⑫ 7章 国土・地域政策の課題と展望 ⑬ 8章 「環境再生」の公共政策−環境政策を足もとから考える− ⑭ 終章 「維持可能な社会」をめざして−新公共政策のすすめ− ⑮ 定期試験 |
評価方法 | 定期試験で評価 |
テキスト | 授業全体を通してのものはとくに指定せず、講義資料を中心に授業を進める。 但し、【授業計画】の第1部の部分は、テキストに準ずるものとして、<宮本憲一『公共政策のすすめ』有斐閣、1998>を参照する。 |
その他 | 参考文献としては、さしあたり以下をあげておく。 山口定ほか編『新しい公共性−そのフロンテイア−』有斐閣、2003 斉藤純一『公共性』岩波書店、2000 |