11551 中国政治論
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選 |
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春学期 |
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2 |
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3〜 |
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砂山 幸雄 |
他の科目との関連 | 地域政治変動論 |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 中国の政治体制の基本的な仕組みを解説した上で,中華人民共和国成立(1949年)以来の政治過程を振り返り,そのダイナミズムおよび今日の中国が直面している政治的課題について論じる。 |
学修目標 | 毛沢東の時代以来、中国ではつねに劇的に変化する側面と長期にわたり持続する側面とが並存し、観察者を困惑させてきた。市場経済化にともなう経済社会の急速な変化と共産党一党支配の持続という今日のコントラストも、「変わる中国、変わらない中国」という言葉で表現されるこうした現象の一つである。しかし、中国の政治体制は、日本も深い関わりをもつ歴史的文脈のなかで形成され、また現在目立たないながらも着実に変容しつつあることを見落としてはならない。日本にとってきわめて重要なこの国の政治について内在的に理解することは,たんに知的関心を満たすこと以上の意義がある。 |
授業計画 | 1.イントロダクション:現代中国の基礎データと直面する課題 2.政治のしくみ(1):中国政治のなかの中国共産党 3.政治のしくみ(2):中国共産党による指導の仕組み 4.政治のしくみ(3):人民代表大会を中心とした国家制度 5.政治のしくみ(4):人民解放軍の政治的役割 6.歴史過程(1):中華人民共和国成立の歴史的前提 7.歴史過程(2):一党支配体制の確立 8.歴史過程(3):独自の社会主義の道 9.歴史過程(4):文化大革命 10.歴史過程(5):改革開放への転換 11.政治過程(6):天安門事件と市場経済化 12.政治変動(1):統合の諸問題(中央と地方,民族区域自治) 13.政治変動(2):経済体制改革と政治体制改革 14.政治変動(3):民主化の胎動 |
評価方法 | 授業への参加度30%,期末試験の成績70%の比重で評価する。 |
テキスト | 用いない。授業中にレジュメ・資料を配布する。 |
その他 | 〈参考図書〉入手しやすいものとして 天児慧『中華人民共和国史』岩波新書,1999年 国分良成『中華人民共和国』ちくま新書,1999年 矢吹晋『中国の権力システム』平凡社新書,2000年 毛里和子『現代中国政治〔第2版〕』名古屋大学出版会,2005年 などがある。詳しくは授業の中で指示する。 |