南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3〜4
担当者
鈴木 敦夫
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要 システム工学的な問題解決手法の中で、数理的な手法の応用は重要な役割を果たしている。ここでは、実社会の問題に数理的な手法がどのように応用されているかを解説する。この科目は、情報数学領域の中でも実社会への応用を学ぶ科目である。計算幾何学、ネットワーク理論、数値積分、非線形計画法、整数計画法などの数理的な手法の実際問題への応用を施設配置問題の実例を通して学ぶ。
学修目標 1. 施設の最適配置に関する基礎的な事項を知っている。
2. 施設の最適配置の典型的なモデルを知っている。
3. いくつかの最適配置のモデルについて、そのモデル化の方法と解法を理解している。
4. 実際の配置問題を数学的にモデル化でき、解決する手順、手法を知っている。
授業計画 第1週 講義の進め方についてのガイダンス
第2週 施設配置問題の例−メディアン問題
第3週 施設配置問題の例−センター問題
第4週 施設配置問題の例−ウェーバー問題
第5週 施設配置問題の例−地理的最適化問題
第6週 施設配置問題の解法−分枝限定法
第7週 施設配置問題の解法−メタヒューリスティックス1
第8週 施設配置問題の解法−メタヒューリスティックス2
第9週 施設配置問題の解法−ボロノイ図
第10週 施設配置問題の解法−ネットワークボロノイ図
第11週 救急車の最適配置問題1
第12週 救急車の最適配置問題2
第13週 救急車の管区割り問題1
第14週 救急車の管区割り問題2
第15週 救急車の管区割り問題3
第15週 交流会館部屋割問題のモデリングと解法
評価方法 講義中に課すレポートによる
テキスト 特に無いが、研究論文や技術文章などを適宜用いる。
その他 この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース(情報通信学科・情報システム数理学科)」の学習・教育目標に対応する(小項目:C-5)。