南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
野口 博史
講義題目
開講キャンパス 瀬戸キャンパス 名古屋キャンパス
授業概要  民族アイデンティティーは近代化のプロセスで生み出されたが、今日、脱植民地化や国民統合の過程で多発した分離独立紛争に加え、冷戦後の帝国や連邦の解体に伴う民族問題や民族紛争の噴出、国家内のマイノリティやエスニシティの政治化と民族覚醒による社会分裂の危機などが国際秩序を揺るがしており、民族問題・民族紛争は多彩な様相を呈している。本講義では地域紛争や内乱を含む複雑な民族問題・民族エスニック紛争への状況分析と深い理解とともに国家、地域、国際レベルの紛争規制、民族共存、紛争解決への政策的仕組みを検討する。
学修目標  民族主義の歴史・国際─国内紛争の動態を理解し、紛争解決の方法探索を習得する。
授業計画  講義の前半では、第1週に配布するリーディングリストに従って、紛争研究や紛争解決に関する著書・論文を講読し、討論する。
 講義の後半は、受講者が紛争研究や紛争解決に関する各自の研究を報告し、討論する。
 講義の目標は、受講者が、民族紛争の軍事・政治・経済・社会といった問題領域の区別、紛争行為者の組織的特徴の理解に基づいて、個別の紛争に対する現実的な解決策を構想することである。 
 講義日程は以下の通り。

第1週  講義概要説明・リーディングリスト配布・報告割り当て
第2週  論文講読・討論
第3週  論文講読・討論
第4週  論文講読・討論
第5週  論文講読・討論
第6週  論文講読・討論
第7週  研究報告・討論
第8週  研究報告・討論
第9週  研究報告・討論
第10週  研究報告・討論
第11週  研究報告・討論
第12週  研究報告・討論
第13週  研究報告・討論
第14週  まとめ
第15週  定期試験(期末レポート)
評価方法  出席と討論参加が80点、期末論文が20点で計100点。
テキスト  なし
その他