南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2
担当者
西脇 純
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要 南山大学の教育、研究の基礎をなすキリスト教的ヒューマニズムを身につけるために、キリスト教の歴史やその中心的な教えを旧約聖書・新約聖書に基づいて考察する。イエス・キリストの人となりやその教えを理解することにより、人間の文化的活動の根底にある宗教的ヒューマニズムを学ぶ機会を提供する。
学修目標 イエス・キリストの生涯と教え、キリスト教の成立、さらには歴史上さまざまな形で花開いたキリスト教芸術などを概観することによって、キリスト教的なものの見方(人間観や世界観など)の理解に努めます。
授業計画 1)はじめに/新約聖書とは
2)イエスの生涯(1)—時代および社会背景・宣教の旅—
3)イエスの生涯(2)—エルサレムでの最期の日々—
4)原始キリスト教団(「ユダヤ教イエス派」)の復活信仰と新約聖書の成立—復活をどう理解するか—
5)イエスの教え(1)—3つの教えの柱—「神の国は近づいた」「律法主義を越える」「互いに愛し合い   
  なさい」
6)イエスの教え(2)—大胆なことばで—「姦通の女の物語」
7)イエスの教え(3)—たとえ話で—「放蕩息子のたとえ」
8)イエスの治癒行為—奇跡物語の語るもの—「目のみえない人の癒しの物語」
9)キリスト教文化に見る、聖書のメッセージ・建築編—教会建築小史(ザンクト・ガレン修道院ほか)
10)キリスト教文化に見る、聖書のメッセージ・音楽編(1)—キリスト教音楽小史(ルネサンスまで)
11)キリスト教文化に見る、聖書のメッセージ・音楽編(2)—キリスト教音楽小史(J.S.バッハまで)
12)キリスト教文化に見る、聖書のメッセージ・音楽編(3)—現代のキリスト教音楽*
13)キリスト教文化に見る、聖書のメッセージ・音楽編(4)—現代のキリスト教音楽**
14)キリスト教文化に見る、聖書のメッセージ・絵画編—西洋宗教絵画小史・イコンの世界
*秋学期は「クリスマスの起源」のテーマでお話いたします。
**秋学期は「世界のクリスマス音楽」のテーマでお話いたします。
評価方法 出席15%、授業態度15%、学期末定期試験(筆記試験)70%により判断いたします。
*単位取得のためには、3分の2以上の出席が必要です。
*講義中の私語は、授業態度評価を越えて減点の対象となる場合があります。
テキスト 毎回、講義の中でプリントを配布し、適宜参考文献をご紹介します。
その他 1)毎回、授業プリントを配布し、その日の授業進行を明示します。
2)パワーポイントやDVDなど視聴覚教材を効果的に用い、わかりやすさに努めます。
3)イエスの生きた時代背景や、教団の成り立ちなど、歴史的経緯の説明にも力点が置かれます。