南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
大橋 真砂子
他の科目との関連
履修対象学科
副題 生と死にみるヨーロッパ史
授業概要  本講義では「人間の尊厳」に関連して、生死の問題についてヨーロッパの歴史を概観しながら考察する。人間の生死は物理的な状況のみならず、宗教を軸とした価値観に大きく影響を受けてきた。ここではヨーロッパというひとつの領域を取り上げて、時代の変遷によりそうした価値観がどのように変化してきたか、また生と死に対してひとびとがどのような態度を取ってきたのかを考察する。
学修目標  生と死という、ひとによっては日常生活において深く考える機会がないであろう事柄について自ら考察するきっかけを掴み、また、人間社会の変化のあり方を理解することを目標とする。
授業計画 1.イントロダクション
2.古代における奴隷制
3.キリスト教迫害
4.初期キリスト教における性と生命
5.キリスト教における罪と罰
6.煉獄の誕生
7.中世における聖人崇敬
8.十字軍
9.中世の異端
10.黒死病とその影響
11.宗教改革
12.刑罰の変容
13.ユダヤ人迫害の歴史
14.まとめ
評価方法 毎回課す小レポート(30%)と定期試験(70%)で総合的に評価する。
テキスト
その他