南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
高山 伸也
他の科目との関連
履修対象学科
副題 サッカー(男)
授業概要  スポーツの効用は、身体上に及ぼすものばかりではない。複数の人間が、同じルールに従って共通の目標を達成しようとする営みは、分業と統合という組織の仕組みを作り出す。そのような活動を通して、人はそれぞれ自分の立場や役割を認識する。このコースでは、特に集団で行われるスポーツを教材とし、集団としての技術や作戦の方法論を学ぶとともに、組織の中での円滑な人間関係、コミュニケーション、リーダーシップの理解と実践に重点をおくことによって、社会性の涵養をめざすものである。
学修目標  本授業の具体的な学修目標は、(1)基本的な技能の習得と戦術の理解、(2)ルールの理解と審判法の学習、(3)サッカーを中心とした基本的な身体トレーニングの方法、を学ぶことである。これらを通して、チームとしての作戦や戦法の理解を深め、集団としてスポーツを実践することの意義を確認しながら、各個人の社会性の涵養を図り、生涯スポーツとしての基礎を形成することである。
授業計画 第1週
 ガイダンス(授業計画、諸注意等)
 ウォーミングアップやストレッチングの方法
 基本的なボールコントロール(ボールタッチ・ボールキープ・ドリブル等)
第2〜7週
 基本的な技能(各種キック・トラップ・フェイント等)戦術の学習(スモールゲームによる基本戦術の獲得)
 ミニゲーム(1/4コート、1/2コート)
第8〜15週
 実践的な技術・戦術の学習(様々な制限を付けたゲームにより、実践的な攻撃および防御の方法を獲得)
 ゲームによる審判法の学習
 ゲーム(全面)

 球技という特性から、技能の習得段階を考慮し、「小さなスペース、単純なルール」のゲームから「大きなスペース、複雑なルール」によるゲームへと、ゲームを創っていく過程を大切にしたい。チームでの作戦や戦法の学習、また審判の実施等を通して、集団スポーツとしてのサッカーの特性を学習していきたい。
評価方法  実技であるので、主体的に授業に参加することが大切であるため、出席を重視する(50%)。技能の向上(10%)、主体的な授業参加やゲーム運営への態度等(40%)を参考に、総合的に評価する。
テキスト  テキストは使用しないが、雨天時等を利用してルールや戦術等の理解を深めるために、VTRや資料等を利用する。
その他