07011 自然地理学1,2
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選 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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1〜4 |
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石黒 聡士 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 自然地理学の基礎と環境問題 |
授業概要 | 私たちはいかに豊かな自然の中で生活しているのか。開発、災害、環境保全、資源利用などで、人間活動は自然とどのように関わっているのか。環境問題にどのように対処すればよいのか。こうした点を考える上で基礎となる自然地理学の基本的な視点と考え方を学ぶ。例えば、名古屋市周辺を例にとるならば、濃尾平野の南西部は木曽三川が形成した広大な沖積平野であり、豊かな水田地帯である一方で、古くより洪水の常襲地域であった。濃尾平野の南東部は、熱田台地から八事丘陵へと続き、名古屋市の中心市街地は、熱田台地の上に形成された。講義では、このように、単なる地形の成因や形状だけでなく、災害や開発史、土地利用や産業と地形の関わりについて考察する。さらに、こうした自然地理学の基礎的な知識をもとに、水害や干潟保全などの環境問題について考える。 |
学修目標 | 様々な自然災害に私たちはどのように向き合えばよいのか、あるいは、どのような自然環境を保全すればよいのか、そして、災害対策と環境保全をどのように調和させればよいのか。こうしたことを考えるための基本的な自然地理学の知識・考え方を学ぶことを目標とする。災害や環境問題などの事例を織り交ぜながら学修する。 |
授業計画 | 1.ガイダンス 2.名古屋とその周辺の自然環境 3.平野(1) 4.平野(2) 5.★水害 6.山と川 7.★地震とハザードマップ 8.湖と海岸 9.★干潟の保全 10.森林と台地 11.★里山の保全 12.気候(1) 13.気候(2) 14.★地球環境問題 15.定期試験 (★トピックス) |
評価方法 | 筆記試験(100%) |
テキスト | <参考図書> 杉谷隆・平井幸弘・松本淳『風景のなかの自然地理』(古今書院、1993年)¥2,500 |
その他 |