南山大学　シラバス検索用

指定	選	期間	春学期
単位	２	年次	1〜4
担当者	池田　洋子

他の科目との関連
履修対象学科	全
副題	日本古代美術史
授業概要	日本古代美術は、縄文時代に培われた造形意識や造形感覚を基に、半島を経由して到来した中国の高度な造形作品とその造形意識に触発されて　新たな作域や技法による作品制作へと展開していく。やがて、それらは日本的な感性に沿った作品へと変容していく。本講義では平安時代までのこの事柄を確認することを目的にして、日本古代における各時代の代表的な作品を取り上げてその特徴を造形的な要素から解説し造形意図を考察していく。
学修目標	日本古代の美術作品を通して、作品理解の方法と中国美術の受容と変容の展開を理解する。
授業計画	１．日本美術全体の包括的な展開２．縄文土器の造形性３．飛鳥彫刻４．白鳳彫刻５．天平彫刻I ６．天平彫刻II ７．天平絵画I ８．天平絵画II ９．平安前期美術I 10．平安前期美術II 11．平安後期美術I 12．平安後期美術II 13．平安後期美術III 14．まとめ
評価方法	●筆記試験またはレポート試験により以下の項目について評価する（90％）　(1)作品の特徴（モチーフ・色彩・構成・造形意図など）の理解度　(2)時代の特性の理解度 ●出席も考慮する（10％）
テキスト	カラー版　「日本美術史」　監修辻　惟雄　　美術出版社
その他	【参考図書】『岩波日本美術の流れ』６世紀までの美術、７—９世紀の美術、10—13世紀の美術　岩波書店【履修上の留意点】持参したノートに毎回記入したことが評価試験時の重要な参考資料になります。欠席が開講回数の３分の１（６回）以上の場合は評価対象外になります。