南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
松根 伸治
他の科目との関連
他学科履修
副題 西方キリスト教思想入門
授業概要 歴史的な経緯を重視して西方キリスト教思想上の重要な事項を整理します。西方キリスト教の制度・文化・思想の基盤が形成されたと考えられる「中世」と呼ばれる時代を中心に講義します。その際に着目する観点はおもに、古代や近世の思想との関連、東方キリスト教思想との相違、様々な論争や対立の背景です。
学修目標 西方キリスト教思想の基本的特徴を歴史に即して学ぶ。
授業計画 1.イントロダクション:「薔薇の名前」の世界
2.西方と東方の地理的境界? 東西教会分裂の背景と経緯
3.修道制の成立と展開1
4.修道制の成立と展開2
5.ロマネスクとゴシック
6.異文化との接触:キリスト教思想とイスラム文化
7.都市・大学・知識人
8.13世紀・14世紀のキリスト教とスコラ学1
9.13世紀・14世紀のキリスト教とスコラ学2
10.ギリシャ哲学とキリスト教思想:葛藤と調和の歴史
11.神秘思想
12.何が「正統」と「異端」を決めるのか
13.中世のキリスト教思想と近現代:「ルネサンス」観の諸相
14.まとめと補遺
評価方法 ・期末試験(40%)用語・事項の説明を中心に授業内容の理解を問います。
・レポート(40%)2,000字程度の自由論述。詳細は講義で説明します。
・講義メモ(20%)講義中にまとめや疑問などを簡潔に書いてもらいます。
テキスト なし。ハンドアウトを配布。
その他