南山大学

 
指定
期間
夏期後半
単位
年次
2〜4
担当者
金子 守恵
他の科目との関連
他学科履修
副題 アフリカの土器づくりにおける習得・実践・創造
授業概要 講義では、現代のアフリカにおいて実践されている土器づくりについて紹介する。職人が素材を入手し、土器を成形、焼成して、利用者に直接販売するまでの一連の過程を対象にして、その特徴を検討する。そして、アフリカの土器づくりの現代的な意義を考察する。
学修目標 現代において土器が利用、製作され続けている意味を文化的、社会的な背景をふまえて理解し、技術の変化や発展などについて議論を深めることをめざす。
授業計画 1.はじめに:人と環境のインターフェイスとしての土器づくり
2.フィールドワークと土器づくりについての研究
3.アフリカの土器のかたち:土器の計測とアフリカの人々による土器の分類の仕方
4.土器の成形:粘土採取と成形
5.土器の成形2:身体技法に注目した土器づくり
6.土器をつくる人々:アフリカの職能集団の社会的・文化的位置づけ
7.土器づくりの習得:母から娘へ技術はつたわる
8.土器の販売:生業としての土器づくり
9.土器づくりの変化:テクノライフヒストリーとしての土器づくり
10.土器づくりの多様性:焼成温度の変化と焼成方法
11.土器の評価の仕方
12.土器づくりの創造:創りだされる土器のかたち
13.現代におけるアフリカの土器づくりのとらえ方:地縁技術としての土器つくり
14.土器づくり研究と地域の人々との関わり
15.期末試験(筆記試験)
評価方法 期末試験が70%、出席が30%
テキスト とくに指定しない。講義中に適宜紹介する。
その他