南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
SAGAYARAJ Antonysamy
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要  インドは現在、中国に次2番目に多い人口を抱えている国である。その数は10億を超え、膨大なエネルギーがまとまり多様に発展しえたとき、将来インドは世界の中心的存在となりうるであろう。しかしインドは多民族国家である。そのため国内で言語間の葛藤、民族間闘争、宗教間闘争、カースト間の差別などが発生しており、これらは現在のインドにおける社会問題として大きな課題となっている。そこで本講義は、過去、現在、未来のインドの姿を宗教や歴史、文化、言語、経済といった視点から社会人類学的に考察するものである。
学修目標  インドの社会を社会人類学的に分析していく中で、関連した人類学・社会学的理論についても学んでいく。
授業計画 1.イントロダクション
2.歴史・地理・民族的背景
3.多文化国家インド
4.社会人類学におけるインド研究の紹介
5.インド農村社会の近代化の過程
6.インドの民族と言語
7.インドにおける宗教の多様性
8.ヒンドゥーナショナリズムとドラヴィダナショナリズム
9. 親族と婚姻関係
10.カースト制度と留保政策
11.急成長する経済がもたらしたもの
12.サブカルチャーをリードするインド映画
13.ジェンダーと教育問題
14.まとめ
15.定期試験
評価方法  試験80% 出席20%により評価する。
テキスト  特に指定しない。参加文献を講義中に必要に応じて紹介する。
その他