23217 人間関係概論1,2
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選必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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1〜4 |
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中村 和彦 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 人間関係を自らの体験から学ぶ(ラボラトリー方式の体験学習入門) |
授業概要 | 人間関係を学ぶ際には、先人が見出した理論から学ぶ方法(心理学や社会学などの学問から学ぶ)と、自らの体験から自分自身の人間関係を学ぶ方法(体験学習)があります。前者は、普遍的な人間関係の原理を整理するために役立ち、後者は自分自身の人間関係の持ち方について、直接的にふりかえり、気づき、自己の成長につなげることが可能となります。この授業では、人間関係に関わる実習を授業で実施し、その体験を通して自分自身の他者との関わり方の理解に取り組みます。 |
学修目標 | この授業では、ラボラトリー方式による体験学習を用いながら、体験から学ぶエッセンスを考えていくとともに、自らの人間関係の持ち方について、いくつかの側面から光を当てながら自分自身に気づくことを目的とします。 |
授業計画 | 授業は、(1)人間関係の「実習の体験」、(2)その実習での自分や他者の言動・影響関係についての「ふりかえり」、(3)学びを促進するための「小講義」、から構成されています。実習形式を中心に進めていきます。 なお、この授業特有の制度として、「学生スタッフ制度」と「コーチング・トリオ」を実施しています。「学生スタッフ制度」は、受講生の中からボランティアによって集まった「学生スタッフ」と教員が、話し合いを重ねながら授業を創り、実施するものです。また、「コーチング・トリオ」は、あらかじめ割り当てられた3人がこの授業の中で3〜4回集まり、お互いにコーチングしあうものです。 各回の授業内容は以下の通りです。 1.イントロダクション(この授業の特徴について) 2.体験学習を体験する(典型的なグループ実習の実施) 3.小講義「体験学習のサイクル」、この授業での各自のねらいの設定 4.コミュニケーション実習「はなす・きく・みる」 5.小講義「コミュニケーションについて」 6.「聴く」実習 7.小講義「コーチングとは」、コーチング・トリオ実習 8.グループでの問題解決実習(1) 9.グループでの問題解決実習(2)(ふりかえり) 10.小講義と実習「ラボラトリー方式の体験学習をより理解するために」 11.グループでのコンセンサス実習 12.学生スタッフによる授業 13.この授業のまとめ(1) 14.この授業のまとめ(2) 15.レポート作成 |
評価方法 | 出席(50%)及びレポートの内容(50%)によって評価します。評価はPF方式によって行います。なお、体験学習で進めるため、実習への体験を重要視します。そのため、欠席が全授業数の1/6を超えた場合は、体験の不足を補うための追加課題の提出を求めます。 |
テキスト | 人間関係トレーニング(第2版)──私を育てる教育への人間学的アプローチ── 津村俊充・山口真人(編) ナカニシヤ出版 |
その他 | 体験学習方式は、学生の皆さんが主体的に参加し、自ら学ぶ教育方法です。ふりかえりの際には、他の学生からあなた自身の特徴についてフィードバックを受ける機会もあります。他者との関わりの中での自分を見つめたい方には最適です。 |