南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1
担当者
原  不二夫
倉田 信子
西村 貞雄
花木 亨 他
他の科目との関連 キャリアデザイン
他学科履修 不可
副題 真の自己実現のために
授業概要  南山大学外国語学部の学生の多くは、4年間に学んだ語学と地域研究を活かせる職業に就くことを望んでいる。一方で、学生本人も保護者も地元志向が強い。それでは、地元にいながら語学と地域研究の成果を活かした仕事をすることは可能であろうか。その可能性を探るために、本講義では、先ず就業とはどういうことかを考え、地元の現状を把握することに努める。従ってこの科目は、「いかに生きるべきか」という人生論と、具体的な就職活動に向けての実践的な情報提供の中間に位置するものであり、単なる就職案内ではない。
 具体的には、海外で活躍している様々な地元企業からの特別講師による特別講義と、本学部教員によるディスカッション形式の講義によって構成される。特別講師は外国語学部5学科の主要言語、英、西、仏、独、中、インドネシア語の6ヶ国語圏を中心に構成される海外勤務経験者である。
学修目標 本講義の学修目標は以下の如くである。
1)学生が主体的に人生設計をするよう促す。
  能力(出来ること)と願望(したいこと)とをどう折り合わせるか、これを常に念頭において受講する。
2)学生が意識的な大学生活を送るよう促す。
  受講生は、「いかに生きるべきか」、そのために「どのような仕事に就くべきか」、その仕事に就くために「4年間の大学生活をどのように送るべきか、どのような科目を受講すべきか」を考える。
3)学生の視野を広げる。
  地元に本社を持つ企業の海外勤務経験者に、個人的な勤務体験を中心に、海外拠点での問題点(環境問題・雇用問題・法律問題・ジェンダー・異文化問題)や現地社会への貢献などを交えて、講義していただく。受講生は、名古屋が世界に繋がっていることを知り、名古屋にいることでどれだけの可能性が広がっているかを把握する。また、海外勤務経験者の体験談から、スキルとしての語学の効用と限界について認識を新たにする。
授業計画 2008年度は、以下の要領で講義する。
1)4クラスに分かれて、それぞれの担当教員からキャリアデザイン全14回の講義方法と「キャリアデザインの手引」の説明を受ける。
2)、4)、6)、8)、10)、12)愛知県庁、ガイシ、興和、シャチハタ、豊島、マキタからの特別講師による特別講義
3)、5)、7)、9)、11)、13)それぞれ前回の特別講義に基づいた、本学教員によるディスカッション形式の講義。4クラスに分かれ、各クラスでは更にグループに分かれて議論する。
14)4クラスに分かれて、全授業の総まとめをする。
15)最終レポート
評価方法  全7回の特別講義では毎回レポートを提出し、平常点とする。学期の終わりには最終レポートを提出する。これらの特別講義レポート、最終レポート、ディスカッションへの参加度を総合的に判断して評価する。それぞれの割合はほぼ等分である。
テキスト なし。プリントなどを適宜配布。
その他 クラスは4つ設けるが、特別講義は4クラス合同で受講する。
授業への参加とレポートの提出は必須である。
ディスカッションには積極的に参加すること。