南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3
担当者
宮川 佳三
他の科目との関連 「国際関係論の基礎(日本とアメリカ)」、「日米関係論」、
「アメリカの外交」、「国際機構論」、「国際関係論の基礎(日本とアジア)」
他学科履修 不可
副題 「アメリカとは?」(1)
授業概要  この演習は2年間でおこなうことを前提に開講される。担当者の40余年のアメリカ研究の統合を意識し、「アメリカとはどういう国」なのかを担当者なりに若者と一緒に考える。これまでの担当者の演習はアメリカ外交(史)であったり、国際政治(史)の中のアメリカであり、日米関係であった。これからの2年間の演習も中心はこれまでの内容ではあるが、それらにアメリカの文化、人種、政治思想、音楽(ジャズ)、宗教、哲学、文学の助けを借りて、アメリカ論を教え、学びたい。
 アメリカ研究の統合のための演習になる。
学修目標  この演習ではアメリカを統合的に考えることなので、国際政治(史)の理解から始め、大航海の時代からの「旧世界」と「新世界」の考え方、西半球の西洋化、アメリカ合衆国の誕生と国作りの経過、帝国主義化への道、アメリカのナショナリズムの形成、人種・文化の同化と異化、2つの世界大戦とアメリカの関係。アメリカの生活様式の有り方と冷戦、冷戦後のアメリカの生き方等をさまざまな観点から検討する。たて割りのアメリカ学ではない横断的なアメリカ学にする、これからのアメリカ理解の基礎的作業を目標にする。
授業計画  演習の性格上、14回分の個々の講義計画を考えていません。2年間の科目であることを考え、数週間単位でプログラムを作り、テキストを学生に配布し、受講者に口頭発表してもらう。その都度担当者の解釈・解説・分析を伝える。
 現在の国際政治(アメリカとは限らない)の動きに注意させ、タイミングよく演習で取り上げる。そのための学生のイニシアティヴによる問題意識の強さに期待する。
評価方法 課題の分担発表、クラスへの貢献、定期試験を総合的に評価する。
テキスト アメリカの歴史、政治、文化、人種、思想、対外関係(史)、文学に関する英文・邦文の論文と参考書を配布する。指定図書を用意する。
その他