南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
西村 貞雄
他の科目との関連 国際経済学の履修が望ましい。
他学科履修
副題 国際経済とアメリカ
授業概要  アメリカの国際経済問題、特に第二次世界大戦後の国際経済とアメリカのかかわりを中心に講義をおこなう。アメリカは戦後の国際経済体制の構造にきわめて重要な役割を果たした。当時、アメリカが自由貿易を志向する国際経済政策を追求し、その一環として国際通貨基金(IMF)やGATT(今日のWTO)の成立を牽引したことは高く評価されることであった。しかし、ヨーロッパや日本が経済復興を果たし、社会主義の脅威が次第に低下するに従い、アメリカ国内で伝統的な保守主義などの国際経済から見て好ましからざる動きも目立つようになってきた。このような国際経済の流れを追いながら、アメリカの国際経済の側面を議論し、またアメリカの国際経済政策を論じていく。
学修目標 アメリカを中心とした国際経済の歴史的発展と国際経済学の分析的視点を通して理解する。
授業計画 以下のようなテーマについて講義することを予定している。(若干の変更はありうる。)
1.19世紀の国際経済とアメリカ
2.戦後国際経済の出発—IMF、GATTとアメリカ
3.ドル不足からドル過剰へ
4.固定為替レート制度の崩壊とアメリカ経済
5.レーガノミクスとドルの高騰
6.アメリカの通商政策の流れ
7.ニューエコノミーと国際経済
8.国際金融危機
評価方法 定期試験の成績による。
テキスト プリントを配布の予定。
その他