42351 ラテンアメリカの経済政策
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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安原 毅 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 現代のラテンアメリカ諸国における経済改革と経済危機 |
授業概要 | ラテンアメリカ諸国のうち新興国と呼ばれるメキシコ、ブラジル、アルゼンチンを中心に、現代における主要な経済問題を理論と実証の双方から解説する。 |
学修目標 | 国際マクロ経済学のうち、小国開放経済にかかわるテーマについての基本的な理解を得ることを目標とする。したがって受講者は経済学の基礎的な科目を履修していることが望ましい。 |
授業計画 | 1. マクロ経済学の復習 2. ラテンアメリカ経済の概説:20世紀通史、80年代の債務危機 3. ラテンアメリカ経済の概説:20世紀通史、新自由主義改革 4. メキシコ90年代の経済政策:民営化、為替アンカー型インフレ対策 5. メキシコ1995年の通貨危機、経済危機 6. アジア諸国1997年、ブラジル1999年の通貨危機 7. アルゼンチン2002年の通貨危機 8. 穀物価格とエネルギー価格の高騰の影響:ベネズエラの経済改革 9. サブプライムローン問題に始まる金融恐慌の影響 10. 国際経済学の基礎事項の復習:国際収支、経常収支の意味 11. 国際経済学の基礎事項の復習:貿易と為替レート、金利と資本移動 12. 経済自由化に関する諸説:為替切下げは経済成長にプラスかマイナスか? 13. 地域統合の理論:北米自由貿易協定NAFTA、南米南部共同市場MERCOSUR 14. 総括:対外開放化、自由化は経済開発のために必要か否か |
評価方法 | レポートが20%、定期試験が80% |
テキスト | 安原毅(2003年)『メキシコ経済の金融不安定性』新評論 吾郷健二、佐野誠、柴田徳太郎編(2008年)『現代経済学—市場・制度・組織』岩波書店 二村久則、山田敬信、浅香幸枝編(2006年)『地球時代の南北アメリカと日本』ミネルヴァ書房 |
その他 |