南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
加藤 隆浩
他の科目との関連
他学科履修
副題 ラテンアメリカ文化をめぐる論争から
授業概要  学問の発展には常に論争がある。それは、研究者が自らの威信をかけて行う知的真剣勝負の場でもある。当然のことながらそこでは様々な理論や新事実、時にはデータの改竄という反則行為まで飛び出す。ラテンアメリカ文化研究の場合においても例外ではない。この授業ではラテンアメリカを舞台に捲き起こった幾つかの論争をとりあげ、何が論点となり、それがどのように解決に向かったかを考える。したがって、この授業では、結果としてどのようなことが分かっているか、を考えるのではなく、一つの結論が出てくるまでのプロセスを追うことになる。
学修目標  この授業で扱う論争を通観することで、先人のディベードを追体験し、問題を解決する知的スリルを味わいながら、その方法論を身につけて欲しい。
授業計画 第1回目
 論争から分かること
第2回目〜4回目
 悪人か聖人か:麻薬の売人のなれのはて
第5回目〜7回目
 八百長か真剣勝負か:メキシカン・プロレス=ルチャ・リブレ
第8回目〜10回目
 呪いは本物か:邪視をめぐって
第11回目〜12回目
 人はなぜ食べるのか
第13回目〜15回目
 スポーツではないサッカー像
評価方法 レポートの内容と学期末に課される試験の総合点による。
テキスト 『ラテンアメリカの民衆文化』(行路社)
その他