南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
安原 毅
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題
授業概要  非主流派経済学の立場による開発経済学の方法を中心に、ラテンアメリカ諸国の「国際開発」にかかわるテーマを勉強する。演習Iではテキスト『現代経済学』を用いてマクロ経済学の基本を学びながら、ラテンアメリカ諸国の工業化政策、経済危機に関する資料を集める練習をする。
演習IIでは金融恐慌、エネルギー問題、貿易自由化といった現代のトピックについて、特にアジアやアフリカ諸国の比較を中心に勉強する。あわせて合同ゼミの準備にも時間を割く。
学修目標  卒論発表会や合同ゼミ大会を通じて、パワーポイントも使ったプレゼンの練習に特に力を入れる。したがって普段のゼミ発表でも十分なレジュメの作成が要求される。
授業計画 演習I
テキストを輪読してレジュメを作成し、発表してもらう。ゼミでの発表に先立ってEメールで各自の報告、意見を交換し合い、それを基に討論をすすめたい。
1. イントロ、合同ゼミの説明
2. ラテンアメリカ経済の概説:工業化政策
3. メキシコの輸入代替工業化
4. ブラジルの輸入代替工業化
5. アルゼンチンの輸入代替工業化
6. ペルー、チリの工業化政策
7. 1980年代の経済危機
8. メキシコの経済危機と新自由主義改革
9. ブラジルの経済危機と軍事政権
10. アルゼンチンの経済危機と新自由主義改革
11. 1990年代の通貨危機
12. キューバの経済改革
13. レポート発表
14. レポート発表

演習II
特に名古屋国際関係合同ゼミ大会に向けて、共同研究にとりくんでもらう。
1. 合宿の総括、合同ゼミに向けての相談
2. 貿易自由化とえWTOの問題点
3. 地域統合:NAFTAとMercosur
4. 地域統合:日墨EPA他
5. 資源ナショナリズム、原油価格高騰の問題
6. 中間総括、合同ゼミの準備
7. 合同ゼミに向けての準備、発表練習
8. 合同ゼミに向けての準備、発表練習
9. 合同ゼミに向けての準備、発表練習
10. 合同ゼミに向けての準備、発表練習
11. 3、4年次合同での卒論発表会
12. 3、4年次合同での卒論発表会
13. 3、4年次合同での卒論発表会
14. レポート発表
評価方法 ゼミでの発表による。
テキスト 柴田徳太郎他編『現代経済学 −市場・制度・組織』(岩波書店)2008年
内橋克人、佐野誠 編『シリーズ失われた10年を超えてラテンアメリカは警告する』(新評論)2004年
二村久則、山田敬信、浅香幸枝(編)『地球時代の南北アメリカと日本』(ミネルヴァ書房)2006年
その他