43521 フランスの思想
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選 |
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春学期 |
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2 |
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3・4 |
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飯野 和夫 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 思想の表現手段としてフランス語を用いるものを「フランスの思想」と理解し、実際の著作に翻訳書を使ってふれてみる。具体的には、フランス思想の代表格のデカルト、ルソー、そして現代の社会的問題を扱った著作を取り上げる。配布資料を読書の手がかりにする。毎時間受講者の発言を求め、参加型の授業にする予定である。 |
学修目標 | フランスの思想について基本的・概括的な知識を修得することをめざす。 |
授業計画 | 第1回〜第3回 フランスのみならず西欧の近代思想の出発点をしるした17世紀の哲学者デカルトを扱う。旧来の学問を否定して真の学問を創造しようとしたデカルトが自らの方法をまとめ、自らの哲学の概略を示した『方法序説』を検討する。 第4回〜第6回 18世紀の代表的思想家ルソーについて、『ダランベールへの手紙』やその他の著作を手がかりに、その「自然」観を考察する。 第7回〜第9回 現代フランスの代表的思想家の一人ミシェル・フーコーの『性の歴史』を取り上げ、その一部を実際に読む。 第10回〜第15回 現代の社会的問題を扱った著作を取り上げる。M.クレポン『文明の衝突という欺瞞』、三浦信孝編『来るべき民主主義』(フランス政治思想についての研究論文集)の一部を実際に講読しながら考察する。 なお、いずれの場合も著作の邦訳あるいは邦語文献を用いる。 |
評価方法 | 受講者には実際に読書した内容を複数のレポートとして提出してもらう。このレポートの評価に授業への参加態度を加味して総合的に評価する。 |
テキスト | 上記のものを使用するが、入手法等については別途指示する。 |
その他 |