南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3
担当者
林 尚志
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 貧困問題の解決に向けて:“東アジアの奇跡”と“その後”をさぐる
授業概要 この授業では、「開発経済学」で議論されている種々のトピックを学びながら、(1)開発途上地域は、従来、貧困や開発と関連してどのような課題に直面してきたのか、(2)その中で、なぜ東アジアが大きな成果を収めることができたのか、(3)その他の地域も“東アジアの経験”を活かすことは可能か、また一方、東アジア自身が現在かかえている課題とは何か、等々の疑問を探ります。
学修目標 この授業では、上記のテーマを演習形式で学ぶことを通じて、(1)開発経済学、およびアジアの経済発展に関する基礎的な内容を理解するとともに、(2)広く経済・社会に関わる様々な問題に対する興味や関心を深めることを目標とします。
授業計画    春休み(事前レポート): テキスト[1]を読み、「開発途上地域が、従来、どのような課題に直面してきたのか」について、国際協力の現場の視点から学びます。
(2)春学期(基礎編):テキスト[2](予定)を読み、開発経済学で議論される種々のトピックを学びながら、近年遂げられてきた“東アジアの奇跡”がもつさまざまな側面をとらえます。
(3)秋学期(応用編):最近の文献、新聞、雑誌等を活用し、貧困や開発の問題やアジア経済に関して各自が興味のあるトピックをさらに深く学んでいきます。グループ研究や班内・全体討論会を通じて、活発な議論が行われることを目指します。
評価方法    出欠状況、(2)発表・質問等、演習への参加姿勢、(3)各種レポート、夏休みの課題などの提出課題、ならびに、(4)各係としてのゼミ活動への貢献度に基づいて評価を行います。なお配点は、上記(3)が基本点となり、(1)、(2)、および(4)は、適宜減点およびボーナス点の対象となります。
テキスト [1]事前レポート用:山本一巳他編、「国際協力の現場から」岩波ジュニア新書。
[2]春学期用[予定]:大野健一他著、「東アジアの開発経済学」有斐閣アルマ。
その他