南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3
担当者
川= 勝
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 日本の歴史のなかに経済の動きを探る
授業概要  いまの経済の動きを理解するためには、幕末にペリーが来航して、江戸時代の「鎖国」が破れ、欧米列強との付き合いを開始してから約150年たった今の社会が、どのような流れのなかに位置しているのかを知ることが大事である。
 日本がヨーロッパ世界に対して国を開いたということは、ヨーロッパからも、日本への興味が示されたことの表れでもあった。では、いったい日本に開国を迫った外国人は、日本をどのように見ていたか。
 まずそこからスタートして、古い時代に書かれた史料(古文書、手紙、日記、書物など)を読むことが出来るようにしていく。
学修目標 1.古い文章に慣れ親しむ。
2.辞書(特に漢和辞典・国語辞典・日本史事典)を使いこなす。
3.読書の幅を広げる。
4.論文の書き方を習得する。
5.卒論の準備ができるように研究を深める。
授業計画 〈春学期〉:基礎演習——幕末維新期の状況を理解する。
1.オリエンテーション
2.図書館見学
3〜13.テキスト輪読と、時代背景、経済情勢を調べる。
14.卒論テーマの見通し
〈夏期合宿〉:卒論構想——卒論のテーマを見つける。合宿で、行なう。
1.卒論テーマの設定
2.史跡見学
〈秋学期〉:発展演習——史料を通して時代を探る。
1.秋学期の見通し
2〜12.テキスト輪読と、時代背景、経済情勢を調べる。
13〜14.卒論テーマの決定
評価方法  評価は、出席、報告、発言、授業ごとのレジュメの内容、夏期の課題、修了論文、ゼミ活動(合宿・コンパなどへの参加も含む)への積極性などから、総合的にみることにする。
テキスト 皆村武一『『ザ・タイムズ』にみる幕末維新——「日本」はいかに議論されたか』中公新書1405、中央公論新社、1988年
その他