南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
上田 薫
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 集合行為の経済分析
授業概要 ある集団の構成員たちが共通の利益を生む行動を行おうとするとき、それが適切に実現できるかという、いわゆる集合行為の問題について、経済学がどのような分析を試みているか、幾つかのトピックを採り上げて紹介していく。
学修目標 集合行為に関する経済理論の概要を知る。
授業計画 1.イントロダクション:集合行為論
2.イントロダクション:ゲーム理論に関する基本知識
3.公共財の自発的供給とフリーライダー問題
4.公共財の自発的供給モデル(1) モデルの基本設定
5.公共財の自発的供給モデル(2) 構成員の最適反応
6.公共財の自発的供給モデル(3) 均衡と一意性
7.公共財の自発的供給モデル(4) 自発的供給行動の特徴付け
8.共同生産と分配ルール(1) 比例分配ルールと共同生産
9.共同生産と分配ルール(2) 相対努力ルールと共同生産
10.共同生産と分配ルール(3) 共有地の悲劇
11.利権追及(1) 枠組み
12.利権追及(2) モデルによる基本的分析
13.集合行為の自発的形成(1) 開設費用と混合均衡
14.集合行為の自発的形成(2) 傍観者問題
評価方法 期末試験の成績で評価する。
テキスト
その他 「ミクロ経済学」及び「経済学のための数学」の単位を取得していることを前提する。