51745 公共経済学I
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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森 徹 |
他の科目との関連 | 秋学期に開講する「公共経済学II」を併せて受講することが望ましい |
他学科履修 | 可 |
副題 | 市場経済の効率性と市場の失敗 |
授業概要 | 公共経済学Iでは、まず、完全競争市場経済においては、「誰かの効用を低下させることなしには、他の誰かの効用を高めることはできない」という意味で効率的な資源配分が達成されることを示し、費用逓減産業や外部効果といった完全競争市場の条件を満たさない現象が存在する場合には、市場経済は効率的資源配分の達成に失敗し、公共部門(政府)の介入が必要になることを明らかにする。 |
学修目標 | 市場経済が効率的資源配分の達成に有効であるための条件や市場の失敗が生ずる要因、公共部門の対応のあり方について、受講者が十分理解することを目標とする。 |
授業計画 | 1.授業内容の説明と参考文献の紹介 2.資源配分の効率性の意味(Pareto効率性の概念) 3.生産のない経済でのPareto効率性条件 4.生産経済におけるPareto効率性条件 5.完全競争市場均衡のPareto効率性 6.独占市場の非効率性 7.費用逓減産業と自然独占 8.費用逓減産業における料金制度とPareto効率性 9.外部効果の意味と態様 10.外部効果と市場の失敗 11.当事者間の交渉による外部効果問題の解決 12.課税による外部不経済効果の内部化 13.排出権取引市場の機能 14.講義内容の要約と「公共経済学II」への展望 |
評価方法 | 期末試験の成績が80%、授業時間内に行う小テストの成績が20% |
テキスト | テキストは指定しない(講義内容に即したスライドの縮小コピーを配布する)。 参考文献は、初回の講義で紹介する |
その他 |