51747 公共経済学II
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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森 徹 |
他の科目との関連 | 春学期に開講する「公共経済学I」を履修していることが望ましい。 |
他学科履修 | 可 |
副題 | 公共財の効率的供給と公共財供給メカニズムの性能 |
授業概要 | 公共経済学IIでは、公共財(共同消費財)の存在する経済におけるPareto効率性条件を導出し、この条件を達成しうる仕組み(メカニズム)の考察を行う。講義では、各種の公共財供給メカニズムの性能に関する実験経済学的検討についても解説する。 |
学修目標 | 公共財の性質やその効率的供給条件、公共財の効率的供給を達成する上での各種のメカニズムの性能について、受講者が十分理解することを目標とする。 |
授業計画 | 1.授業内容の説明と参考文献の紹介 2.公共財の性質(共同消費財) 3.公共財の効率的供給条件 4.公共財供給に関する市場の失敗 5.リンダール・メカニズムによる公共財供給とフリーライダー行動 6.自発的支払方式の構造と理論的性質 7.自発的支払方式の機能に関する実験的検討(1) Marwell & Amesの実験 8.自発的支払方式の機能に関する実験的検討(2) 1980年代の実験 9.自発的支払方式下の個人行動の再検討(1) 他の個人の支払に関する推測(期待) 10.自発的支払方式下の個人行動の再検討(2) コミュニケーションによる社会的規範の形成 11.誘因両立的公共財供給メカニズムの構築可能性 12.ピボタル・メカニズムの構造と誘因両立性 13.ピボタル・メカニズムの性能に関する実験的検討 14.支配戦略の学習とピボタル・メカニズムの性能 |
評価方法 | 期末試験の成績が80%、授業時間中に行う小テストの成績が20% |
テキスト | テキストは指定しない(講義内容に即したスライドの縮小コピーを配布する)。 参考文献は、初回の講義で紹介する |
その他 |