南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
後藤 剛史
他の科目との関連 経済原論、ミクロ経済学、マーケティング論、流通論、数学
他学科履修
副題 ビジネス経済学
授業概要 価格戦略、流通戦略などの経営戦略や、従業員へのインセンティブの与え方などに関する経済学的アプローチを学ぶ。受講にあたっては、ミクロ経済学の基礎的知識があることが望ましい。数学に極度の苦手意識を持つ学生は、数学を用いる講義であることに十分留意した上で受講されたい。
学修目標 様々な経営戦略について、そのメリットとデメリットを経済学的に考えることができるようになること。また、近年ビジネスマンに不可欠な知識となったゲーム理論の知識を身につけること。
授業計画 [企業論A]
第1回 経済学の基礎知識
第2回 価格戦略の基礎
第3回 価格差別と巧妙な価格戦略
第4回 流通構造と価格戦略
第5回 市場の論理と組織の論理
第6回 インセンティブとリスク
第7回 モラル・ハザードとその克服
第8回 逆選択とその克服
第9回 不完備契約とホールド・アップ問題
第10回 ゲーム理論の基礎:囚人のジレンマ
第11回 繰り返しの関係と協調
第12回 コミットメント:ゲームを有利に進めるには
第13回 競争戦略の経済学
第14回 第1回〜第13回のまとめ
第15回 期末試験

[企業論B]
第1回 イントロダクション:ゲーム理論とビジネス
第2回 脅迫、約束、逐次手番ゲーム
第3回 価格競争のゲーム理論
第4回 同時手番ゲーム
第5回 大規模協調ゲーム
第6回 ナッシュ均衡
第7回 囚人のジレンマ
第8回 逆選択
第9回 限られた情報で生き残る
第10回 利益を増やす価格戦略
第11回 ホールド・アップ
第12回 他人の金を使う
第13回 従業員のやる気を引き出す
第14回 第1回〜第13回のまとめ
第15回 期末試験
評価方法 期末試験の成績による。適宜、レポート、小テストを課す場合がある。
テキスト 以下を予定している。
[企業論A] 伊藤元重『ビジネス・エコノミックス』日本経済新聞社、2004年。
[企業論B] J・ミラー『仕事に使えるゲーム理論』阪急コミュニケーションズ、2004年。
その他