南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
上野 正樹
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要 1980年代の日本企業の台頭にともない、日本企業の製品開発や生産システムの実証研究がすすみました。これによって、企業内部の経営資源(開発・製造能力)の蓄積や展開に着目するという形で、経営戦略を考える視点が一挙に広がりました。この講義は、初回から7回目までの前半は、伝統的なプランニング学派の紹介からスタートし、経営戦略の基本理論を学びます。後半は、製品開発戦略を軸に、職能別の戦略を考察します。ここでは、比較的新しい戦略コンセプトも取り上げ、企業事例とともに考えていきます。適宜、映像資料などを使います。バックグラウンドは問いませんが、経営学総論レベルの基本知識を前提に授業を進めます。
学修目標 経営戦略の理論と基本戦略(競争戦略・全社戦略・イノベーション戦略)のロジックを学びます。また、製品開発戦略を軸に、企業事例とともに戦略概念を考察します。
授業計画 1.経営戦略の全体像
2.基本理論:戦略計画と組織能力
3.競争戦略(1):市場の分析と計画
4.競争戦略(2):経営資源の蓄積と展開
5.全社戦略:多角化と国際化
6.イノベーション戦略(1):Sカーブ・能力破壊・脱成熟
7.イノベーション戦略(2):技術統合とイノベーションのジレンマ
8.製品開発戦略(1):製品アーキテクチャの2タイプ
9.製品開発戦略(2):プロジェクトマネジメント
10.製品開発戦略(3):プラットフォームマネジメント
11.製品開発戦略(4):レッドオーシャンとブルーオーシャン
12.生産&マーケティング戦略(1):マスカスタマイゼーション
13.生産&マーケティング戦略(2):水平分業とアウトソーシング
14.生産&マーケティング戦略(3):ITの活用と製販統合
評価方法 小テスト(30%)と期末テスト(70%)をもとに評価します。小テストは、不定期に数回実施します。期末テストは、15回目に実施します。授業中、挙手をしての発言(先生への質問・意見)を評価に加えます。詳細は初回の授業で説明します。
テキスト 延岡健太郎(2002)『製品開発の知識』日経文庫
伊丹敬之・加護野忠男(2003)『ゼミナール経営学入門』第3版, 日本経済新聞社
その他