81212 民事訴訟法B
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選 |
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夏期後半 |
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2 |
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2〜4 |
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上北 武男 |
他の科目との関連 | 民事訴訟法A |
他学科履修 | 可 |
副題 | 民事訴訟手続における審理および判決 |
授業概要 | 民事訴訟の審理手続、特に、口頭弁論、証拠、証明の問題をとりあげ、それぞれにつき基礎理論を明らかにする。その後に、訴訟上の和解など、当事者の意思による訴訟終了および裁判所が下す判決をとりあげる。最終の段階で判決の効力、特に既判力に関する諸問題をくわしく検討する。 |
学修目標 | 民事訴訟手続とその手続を支える理論が理解できればよい。訴訟法特有の用語にもなれてほしい。民事訴訟法も興味のもてる科目である。 |
授業計画 | 1.(1)訴え提起から判決までの手続の流れ (2)各手続段階における重要事項 2.訴訟の審理、口頭弁論とはなにか。当事者の訴訟行為−申立て、主張、訴訟における形成権の行使。 3.口頭弁論の準備はどのようになされるか。争点及び証拠の整理。 4.弁論準備手続の意義と問題点 5.証拠調べ、証拠とはなにか、事実認定における証拠の重要性。 6.証明、誰がなにを証明しなければならないか。否認と抗弁。 7.証拠調べの手続。(1)証人尋問、当事者尋問、尋問の方法 (2)文書提出命令 8.証明責任。(1)自由心証主義 (2)証明責任の分配 9.(3)証明困難な事件の取扱い。事実上の推定、法律上の推定、事案解明義務 10.訴訟の終了。訴えの取下げ、訴訟上の和解。 11.判決 (1)終局判決と中間判決 (2)本案判決と訴訟判決 12.判決の効力 (1)既判力とはなにか (2)既判力の基準時 13.(3)既判力の客観的範囲 14.(4)既判力の主観的範囲 |
評価方法 | 筆記試験100% |
テキスト | 指定テキストなし、参考書として、中野貞一郎他・新民事訴訟法講義(大学双書)(有斐閣)、上田徹一郎・民事訴訟法(法学書院)、伊藤眞・民事訴訟法(有斐閣)がある。 |
その他 | 各自自分にあった書物を参考にするとよい。 |