南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3・4
担当者
沢登 文治
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題
授業概要  1,2年次に習得した法律学の知識やスキルにさらに磨きをかけるとともに、憲法の諸テーマおよびそれに関連する事柄を、多角的に考え、検討していきます。脳死状態での臓器移植の問題、クローン技術の発展による「学問・研究の自由」に対する規制の問題、有事法制の展開や、年金制度や医療保険制度をめぐる問題など、多くの問題にわたしたちは直面しています。これらの問題を、憲法およびさまざまな法律の適用、または、新法の制定によっていかに解決できるか、解決するべきか、などについて、ゼミで一緒に話し合っていきます。
学修目標  1,2年次での勉強をさらに憲法問題に特化させ、憲法その他の判例を参照しながら、さまざまな問題をいかに憲法的に分析できるか、その方法や視点を習得することを目標とします。その方法の一つは、グループおよびゼミでの意見交換および討論であることは言うまでもありません。積極的に学習し、ディスカッションする姿勢を身につけましょう。また自分なりに、自主的に論点を見出す努力が必要ですから、さまざまな時事問題にも関心を向けていきましょう。
授業計画  春学期は、基本的な憲法のテーマとともに、時事問題について学んでいきます。発表は基本的にグループごとにおこないます。どのようなテーマを発表するかについては、ゼミの全体で話し合って決めます。ちなみに、これまでのテーマの例は以下のようなものです。(まったくこれらに拘束される必要はありませんし、これらに流される必要もありません!)
 「死刑と人権」「政教分離」「違憲審査制と人権保障」「表現の自由とプライバシー」「有事法制と国民の安全」「医療過誤とインフォームドコンセント(患者の人権)」「過労死と人権」「労働者派遣と労働基本権」「教育基本法と教育現場」などです。
 さらにフィールドワークとして、「バレーボール大会・BBQ大会を含む(木曽駒高原)ヒルトップ貸しきり夏合宿」や、「超過密スケジュールで行く東京修学旅行!」or「米軍基地見学含む沖縄ツアー」また、半分以上が乗り気なら、「NYのロースクールとNYC+ワシントンDC見学ツアー」の企画もあります。(経費はもちろん自己負担です。)
評価方法 日常の取り組み(出席、ゼミ参加の姿勢、ゼミ報告の状況)が50%、レポート(2,3回の提出義務あり)が50%の総合評価です。無断欠席や遅刻は減点対象となります。
テキスト 指定なし。適宜指示またはプリント配付。
その他