81524 法学演習B
|
選 |
|
秋学期 |
|
2 |
|
4 |
|
水留 正流 |
他の科目との関連 | 刑法総論、現代社会と刑法各論 |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 復習・発展 刑法総論 |
授業概要 | 刑法総論は1年次配当の科目であるため、どんなことを扱ったか忘れてしまった4年次学生もいるかもしれない。記憶をたどっていくと、1年次には相当苦労した科目であるかもしれない。刑法総論の特徴的な点は、精緻な解釈論がきわめて体系的な思考から生まれてくるところにある。卒業前にいまいちど、体系的な法解釈という「法学部的」な思考方法を確認し、それが現実の社会においてどのように適用されているかを確認することは、意義のあることであろう。 |
学修目標 | 刑法の諸論点の検討を通じて、法的問題を自ら検討して解決する能力を身につけるようになることが、本講義における究極的な目標である。 |
授業計画 | 学生の報告をもとに、参加者全員で検討を行うというスタイルで各回の授業は進められる。受講者は、後掲のテキスト所掲の項目のなかから自由に選んだテーマの報告をすることになる。以下の進行筋書は大枠を示すものであり、詳細は開講時に受講者と相談して定めたい。 1.オリエンテーション 2.刑法の適用範囲 3.罪刑法定主義 4.構成要件 5.因果関係 6.違法性の概念 7.違法性阻却事由 8.故意:過失 9.責任阻却事由 10.未遂犯 11.正犯・共犯論 12.共犯の処罰根拠 13.罪数 14.授業のまとめ |
評価方法 | 毎回の授業におけるパフォーマンスをもとに評価を行う。授業への出席は、評価に当たっての当然の前提である。 |
テキスト | 西田典之・山口厚・佐伯仁志編『刑法の争点』(ジュリスト増刊・新・法律学の争点シリーズ)(有斐閣、2007年)は必ず入手すること。 その他の参考書は随時紹介する。 |
その他 |