81526 法学演習B
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選 |
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春学期 |
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佐藤 勤 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 金融商品取引法における不公正取引規制 |
授業概要 | 平成18年6月に「証券取引法等の一部を改正する法律」が成立し、公布された。この法律は、金融・資本市場を取り巻く環境の変化に対応し、幅広い金融商品についての投資家保護のための横断的な法制として、利用者保護ルールの徹底と利用者利便性の向上、貯蓄から投資に向けての市場機能の確保および金融・資本市場の国際化への対応を図ることを目的とするものである。 今年度は、この「金融商品取引法」の規制のうち、「市場機能の確保」に関する重要な規制であるインサイダー取引規制など、市場における不公正な取引の禁止に関する諸問題を、判例を検討することを通じ、理解していく。 |
学修目標 | 1.事例を通じて、市場機能へ悪影響を及ぼす、不公正取引の規制内容を理解する。 2.証券市場の基礎知識を習得する。 3.判例を読み、事実関係を整理・分析し、法的論点を抽出する能力を養う。 4.説得力のあるプレゼンテーション能力を養う。 |
授業計画 | 1. ガイダンス・金融商品取引法の基礎(講義) 以下については、初回の授業で担当者を決め、その担当者の報告への質疑を中心に進める。担当者は、金融商品取引法の規制内容、判例における事実関係および判決の内容等を報告する。 2.〜7.相場操縦規制 8.〜14.インサイダー取引規制 |
評価方法 | 報告内容・報告50%、議論への参加態度20%、レポート30%により、評価する。 |
テキスト | 神田秀樹ほか編『金商法 実務ケースブックIⅠ判例編』(商事法務研究会、2008年)(定価2800円(税別))、黒沼悦郎『金融商品取引法入門(第2版)』(日本経済新聞社、2007年)(定価1000円(税別))を予定している。 |
その他 | 名古屋証券取引所等の見学等を行うことを予定している。 |