南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
井上 淳
講義題目 トマス・アクィナス研究(原典講読)
開講キャンパス
授業概要 西洋中世哲学においてとりわけ重要である、トマス・アクィナスの思想をラテン語原典テキストの解読を通して研究する。
学修目標 トマス・アクィナスのラテン語テキストの読解を通して、トマス研究のために必要な基礎知識を学ぶ。
授業計画 トマス・アクィナスのラテン語原典(Quaestiones disputatae de animaの予定)を読み、解説します(テキストは基本的にレオニナ版を用います)。各人に適当な分量のテキストが割り当てられ、それを予め解読し、授業で発表してもらい、その正誤を検討した後、内容の解説を行います。
1〜13.ラテン語原典解読
14.まとめ
評価方法 出席状況や授業態度(約50%)、期末レポート(約50%)をもとに評価します。
テキスト テキストはプリントで配布します。ラテン語の文法書と辞書が必要です。たとえば次のようなもの。松平千秋・国原吉之助『新ラテン文法』(東洋出版)、サン・スルピス会諸師『ラテン文法』(サンパウロ)、田中秀央『羅和辞典』(研究社)、国原吉之助『古典ラテン語辞典』(大学書林)、中山恒夫『古典ラテン語文典』(白水社)、長倉久子他『トマス・アクィナス「神学大全」語彙集』(新世社)、B. L. Gildersleeve & G. Lodge. Gildersleeve’s Latin Grammar (Wauconda, IL: Bolchazy-Carducci Publishers, Inc., 1895); Sir William Smith and Sir John Lockwood, Chambers Murray Latin-English Dictionary (London: John Murray, 1933), R. J. Deferrari. A Lexicon of St. Thomas Aquinas (Washington, DC: The Catholic University of America Press, 1948); C. T. Lewis & C. Short. Latin Dictionary (Oxford: Oxford University Press, 1879).
その他 ラテン語原典読解のために必要な文法知識があり、テキスト解読の訓練をある程度受けていることを前提とします。