南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1
担当者
渡邉 学
講義題目 宗教学
開講キャンパス
授業概要  研究指導Iにおいて洗練された問題意識と、研究に関する基礎知識を基盤としながら、現実的な研究計画を立案できることを目標とする。そのためには、研究計画を発表し、それについてのディスカッションを行い、その結果を期に計画を再考するというサイクルを繰り返すことが適している。さらにこのプロセスの中に実践的な研究方法をする機会を組み入れ、現実的で具体的な研究計画が立案できるようにする。
学修目標  宗教学とは何かについて学ぶために、方法論的観点から歴史上のさまざまな宗教学的研究に焦点を当てて考察する。
授業計画 1.古代ギリシャ宗教の研究
2.救済宗教のカテゴリー
3.宗教史の再構成
4.古代宗教史と近代のかかわりをめぐって
5.分業社会の社会道徳
6.脱呪術化の過程
7.自己体験としての宗教
8.宗教史が映し出す近代化
9.宗教史研究と近代人の自己意識
10.宗教史を研究することの今日的意義
11.宗教学的な問題をいかに見出すか
12.異化と同化の弁証法的過程
13.「疎外」と「救済」の現在
14.まとめ
評価方法 授業中の研究発表(30%)と期末レポート(70%)の総合的評価。
テキスト ハンス・G・キッペンベルク著『宗教史の発見』(岩波書店)
原語(ドイツ語)版、英語版を適宜参照する。
その他 受講生が積極的な参加し、主体的な問題意識をもつことが期待される。