92413 言語理論研究B
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選 |
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冬期集中 |
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2 |
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1・2 |
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斎藤 衛 青柳 宏 AMRITAVALLI, Raghava |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
授業概要 | 理論言語学の根本的問題をとりあげ、深く追求する。テーマとしては、統語分析のための基礎概念と派生モデル、言語間の文法上の差異を説明するパラメターの形式、音韻と文法の接点、文法と意味の接点などがあげられる。講義を主とするが、受講生には、自分の研究に基づいて積極的に発言し、議論に貢献することが期待される。 本年度は、変則的格配置(与格主語と主格目的語)および変則的語順(スクランブリング)を中心的なテーマとする。与格主語や主格目的語は、どのような統語的メカニズムによって可能となるのか。変則的格配置と変則的語順は、意味解釈にどのような影響を与えるのか。このような問いを、日韓語とドラヴィダ系言語を対照しつつ追求する。 |
学修目標 | 統語論における課題を理論的・実証的に追求し、独創的な研究を行うことによって、統語理論の発展に貢献できるようになることが目的である。 |
授業計画 | 今後の研究成果に伴う変更が予想されるが、現時点での計画は以下の通りである。授業の使用言語は英語とする。 1〜2 生成文法と比較統語論 3〜4 日韓語の主格目的語と意味解釈 5〜6 日韓語の自由語順現象 7〜8 ドラヴィダ系言語の与格主語と名詞句分析 9〜10 焦点化としてのスクランブリング 11〜12 与格主語の比較統語論 13〜14 自由語順と文左方周縁部の解釈 |
評価方法 | 授業への貢献50%、論文50% |
テキスト | 適宜プリントを配布する。 |
その他 |