南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
西江 清高
講義題目
開講キャンパス
授業概要  本講義は、「中国」的世界の成り立ちを、一つの「地域圏」が成立する初期の歴史過程として考える試みである。その場合の地域圏とは、考古学における文化史上の「中国」、政治世界としての「中国」、民族的意識としての「中国」、言語的世界としての「中国」など、さまざまな「中国」が重なり合った歴史的事象としてとらえられる。講義では、それらさまざまな「中国」の成因に、密接な相互関係のあったことを発見し、それを手がかりに、「中国」というまとまりを形成した歴史の背景にあるものを探る。
学修目標  1世紀間におよぶ研究史を正確に理解し、その上で、中国考古学研究上における、理論的基礎、研究史にたいする理解、フィールドワークの特徴、以上の3項目についての研究の最先端を学ぶ。
授業計画 1〜5.中国考古学史
6〜9.中国考古学の諸理論(初期農耕、国家形成)
10〜11.考古学から語る「中国」的世界の成り立ち
12〜14.中国のフィールド
評価方法 平常点30%、レポート(3〜4回提出予定)70%により評価する。
テキスト 受講者と相談して決定する。
その他