南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1
担当者
松戸 庸子
講義題目 中国の社会構造と社会問題
開講キャンパス
授業概要  主に現代中国を視野に入れて、社会構造の変容を「統制・閉鎖型社会から自由・開放型社会へ」という図式で捉える。そしてこうした社会構造特性との関連性の角度から、この時代に発生した様々な社会問題の特性やその意義を分析する。
学修目標  修士論文作成に向け、各人が修士論文のための研究テーマの方向性をほぼ決定すると同時に、本授業内容を参考にして資料の分析方法を身につける。
授業計画  現代中国の社会構造特性と社会問題の接点とも言える下記のテーマに関する資料(中文、英文)について概説し、関係資料の輪読・討論を通じて研究テーマを先鋭化させる。

1.  ガイダンス
2〜4.「単位社会と資源配分」輪読と討論
5.  各人の研究の中間報告(テーマ解題)
6〜8.「戸籍問題と地域移動」輪読と討論
9.  各人の研究の中間報告(先行研究の整理)
10〜12.「社会階層問題」輪読と討論
13.  各人の研究の中間報告(各人の視点の提示)
14.  総括討論
評価方法 学期末の小論文(日本語で8000字程度)80%、及び平常授業時における授業への貢献度(討論への参加や報告の状況)20%で評価する。
テキスト 資料中文と英文は授業の中で適宜配布する。
その他 資料報告時には各人の母国語でない言語で書かれた資料を担当させる。
月に1度くらいの割合で、各自の研究テーマの中間報告をさせる。