南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
担当者
姜 秉国
講義題目
開講キャンパス
授業概要  企業が打ち出す戦略は、時には企業の存亡にまでかかわることがある。間違った戦略を打ち出し市場から撤退を余儀なくされた企業には、戦略プランニングの基本と戦略の実践・管理がなおざなりになっていた場合が少なくない。経営戦略と関連して学ぶべきことはたくさんあるが、まずは戦略策定プロセスに沿って一通り経営戦略の策定ができるよう、基本的な分析スキルをしっかり学習することが肝要である。戦略の論たる個別の話題に詳しくても、実践的な経営戦略の策定が一通りできなければ意味がない。よって、本講義では、経営戦略策定プロセスに沿った各種の分析メソドロジーの習得に重点をおくことにする。授業は、一方的な講義形式をとらず、戦略策定が必要なひとつの企業を想定し、実際、その企業のための戦略をデザインする全過程を、問題提示—議論—講義の順で進めていく。一方、「戦略策定の分析スキル」の習得と並んでもうひとつ心がけるべきことがある。それは「戦略的思考」の涵養である。事業環境がグローバル化していく今日、経営に携わる人に最も必要なものは戦略的思考であるといわれているが、それはたんに戦略策定のための分析手法を習得することによって得られるものではない。よって、本年度は、戦略的思考と経営戦略のエッセンスに触れることのできるいくつかの重要論文と事例も取り上げ、戦略的思考の実態と経営戦略への理解を深めることにしたい。
学修目標 企業活動の中核をなす経営戦略の分析・策定ができるようにする
授業計画 1〜2. The Role of strategy and a brief history of business strategy
3〜4. How strategy is made: the basic framework for strategy analysis
5〜6. Industry analysis
7〜8. Competitive analysis
9〜10. Business strategy
11〜12. Corporate strategy
13〜14. Some topics of strategic decisions
  15. Final lecture
評価方法 課題発表およびレポート(70%)、出席(30%)で評価する。
テキスト テキストは米国ビジネススクールで使用されている2冊の本から必要な部分を抜粋したものを使う。その他、必要なものは適宜配付する。
その他