南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
春藤 修二
他の科目との関連
履修対象学科
副題  文科の数学(数学に親しむ)
授業概要  これまで受けてきた数学教育を受講生自身にまとめてもらうことを目標に、前半は数や図形などよく知っている対象について考察する。後半はギリシャ数学から現代数学までの数学史の流れを大まかに追う中で‘無限の取扱い’を中心に数学の営みを考える。
 副題にもあるように、数学が余り得手ではないと思っている総合政策学部生を歓迎します。
学修目標  参考にする「零の発見」のはしがきにもあるように、受講生に数字を「理解」してもらう(ファンになるということです)ことを目標とする。何か定まった知識を伝授するといったものではありません。
 上述の学修目標からも、以下はあくまでも予定であって、2008年度の授業もふまえ変更はあり得ます。
授業計画 1.数学のイメージ
2.数のイメージ 
3.数体系I−自然数(1) 
4.同上(2)
5.数体系II−有理数 
6.数体系III−有理数から実数へ 
7.ギリシャ数学における数の扱い
8.図形I−ユークリッド「原論」(1) 
9.同上(2) 
10.微分積分の考え方
11.平行線公理と非ユークリッドの世界
12.数とは何か−ゼノンのパラドクスをめぐって
13.現代社会における数学
14.まとめ−数学は役に立つか
15.定期試験(筆記)
評価方法  基本的には定期試験によるが、広い意味での数学書を一冊読み、感想をレポートとして提出することを課す。この評価に30%程度のウエイトを与える予定。
テキスト  なし。吉田洋一「零の発見」(岩波新書)を参考に用いる。
その他