南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
大月 英明
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要 古典物理学、量子力学、相対性理論等、現代科学の基礎となる物理のトピックについて情報工学との関連をふまえて解説する。自然現象には解析的に解が求められない問題が数多く存在している。そのような問題に対しては、コンピュータを利用して数値化した解を求めたり、シミュレーションやグラフ化することにより理解を深めることができる。この講議では、解析的または数値的に物理現象をとらえていく方法について学んでいく。数学的な道具立て、物理的な予備知識に関しては、講議内で説明する範囲で十分なものにする予定である。
学修目標 この講義の目標は次の事項である。
1.古典力学について理解している。
2.量子力学等、現代物理学の考え方の基礎を理解している。
3.様々な物理対象をモデル化する方法を知っている。
4.データやモデルを図式化する方法を知っている。
5.数式処理プログラムの使い方を知っている。
授業計画 第1週 導入
第2週 数式処理ソフトについて
第3週 力学の基礎1
第4週 力学の基礎2
第5週 運動方程式
第6週 座標変換と慣性力
第7週 相対性理論1
第8週 相対性理論2
第9週 現代物理の基礎1
第10週 波動方程式
第11週 量子力学の基礎1
第12週 量子力学の基礎2
第13週 現代物理の基礎2
第14週 量子計算について
第15週 定期試験
評価方法 レポート(50%)と定期試験(50%)で評価する。
テキスト 講義で指示する。
その他 数式処理プログラム MAXIMA(フリーソフト)、Mathematicaなどによる数式計算、図式化の例を用いて説明を行うので、適切な数式処理プログラムをインストール したPCを利用できることが望ましい。MAXIMA の PCへのインストール(Windows/Linux)、利用方法については講議開始時に解説する。この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース(情報通信学科・情報システム数理学科)」の学習・教育目標に対応する(小項目:C-6)。