08051 学校カリキュラム論1・2
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春学期 秋学期 |
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酒井 博世 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
授業概要 | 2008年3月、小、中学校の学習指導要領が改訂され、移行期間を経て、小学校においては2011年度から、中学校においては2012年度から全面実施されることになった。この改訂は、授業時間数や教育内容の増大という従来の「ゆとり」路線の転換とも受け取ることのできる変更が加えられている。この改訂によって、従来の学習指導要領において最大の争点になってきた「学力」形成をめぐる諸問題は、どのような展開を示すことになるのか。この講義においては、改めて、新旧学習指導要領の構造と特徴を明らかにしながら、今日求められる「学力」とは何か、「学力」形成上の実践的課題はどこにあるのか、などについて考察する。 |
学修目標 | カリキュラム編成の基本原理、教育方法の変遷、学習指導要領改定の背景、新学習指導要領の基本的特徴、子どもの学習意欲喪失状況の理解、学習意欲回復に向けての教師の役割などについての基本的認識を獲得する。 |
授業計画 | 1.はじめに─問われている教師の指導力─ 2.学校教育の課題─日本の学校教育の特徴と課題─ 3.戦後日本における教育目的 4.戦後日本における教育目的(1)─権利としての教育と教育目的─ 5.戦後日本における教育目的(2)─教育目的の変化─ 6.カリキュラム編成をめぐる諸課題(1)─教育の基本構造とカリキュラム─ 7.カリキュラム編成をめぐる諸課題(2)─学習指導要領と教育課程─ 8.カリキュラム編成をめぐる諸課題(3)─学習指導要領の変遷─ 9.カリキュラム編成をめぐる諸課題(4)─新旧学習指導要領の特徴と課題─ 10.「学力」とは何か 11.「学力」形成の現状と課題 12.学習意欲喪失の現状と課題(1)─問題の所在─ 13.学習意欲喪失の現状と課題(2)─学習意欲創造を目指して─ 14.予備 15.試験 |
評価方法 | 期末試験による。講義時にミニレポートを課すことがある。これも評価の際に考慮に入れる。 |
テキスト | 特に指定しない。随時参考資料を配布する。 |
その他 |