南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
VOLPE Angelina
他の科目との関連 キリスト教概論、人間の尊厳、宗教と文明
他学科履修 不可
副題 希望の文化の建設
授業概要  ゼミナール形式の少人数教育で専門領域について理解を深める。各学生が専門領域を深めながら、自分のプロジェクト(テーマ)とする問題を発見するのを手助けし、また問題解決のために必要な知識・理解・データ・手法についてはゼミナールの共通のプロジェクトとして設定し指導する。
学修目標  現代における知識、道徳における弱さ、物質主義などによる人間の神秘性を無視するある科学の在り方、国益から生じる戦争、破壊を目指すテロ、文明の衝突、自然破壊、そして地球人口の大半が苦しんでいる貧困等の深刻な問題はますます大きなものとなった。
 本ゼミは、亡きヨハネ・パウロII世が2000年の大聖年に世界にアピールした提言を取り上げ、技術的発展に留まることなく人間の本質の起原に遡り、社会的責任の自覚などを踏まえて人間の尊厳を中心とするヒューマニズムの可能性を思考する。
授業計画 学生が興味を持つテーマや論議を中心とする。同時に教師からゼミ内容に関連するいくつかのテーマを学生に提案する。

(1) 現代における人間の苦悶(実証主義、ニヒリズム、物質主義)
(2) 現代における平和問題(発展途上国の貧困、世界資源に対する管理問題、イラク戦争、パレスチナ・イ スラエル紛争)
(3) 愛の「武器」によって戦う人々(マザーテレサ、マドレーヌ・デルブレル、ジョルジョ・ラ・ピーラ、杉原千敏)
以下の項目を参考にしてI.IIとも下記のようにすすめる。
 第1回:テーマ決定とイントロダクション
 第2〜15回:各テーマに関する文献の講読と討議
評価方法 受講態度(30%)、定期的宿題(10%)、発表(30%)、最終レポート(30%)から総合的に評価する
テキスト 定期的に資料を配付
その他