南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
4
担当者
寳多 康弘
他の科目との関連 経済学、ミクロ経済学、マクロ経済学、国際貿易論、国際金融論
他学科履修 不可
副題
授業概要  近年の世界的な国際貿易・直接投資の拡大に伴って、国際的な経済関係はますます深まっている。国際経済の発展は、対外的な政策決定だけでなく国内の政策決定にも影響を与え、また国際的な労働移動を通じて文化の交流などももたらすので、国際経済の動向を理解することは重要である。日本と東南アジア諸国の貿易・直接投資の動向から、日本のアジアにおける経済的な役割を理解することができる。
学修目標  日本の直面する諸問題を考察する上で、経済学的な視点は不可欠である。経済学の分析手法は、問題の本質を理解して解決策を提示することにおいて有効である。現実の問題に興味を持ち、経済学的な思考を身に付けることで、鋭い洞察力を養うことを目的とする。研究成果を卒業論文としてまとめる。
授業計画 [プロジェクト研究III]
 卒業論文の作成作業の前半で、研究計画書の作成が中心となる。
 1〜2.研究テーマの決定(以下は主なテーマの例)
  (1)貿易と環境:近年の貿易の拡大と環境問題との関連
  (2)貿易と開発援助:援助による開発と同時に貿易の拡大による経済発展
  (3)多国籍企業と直接投資:多国籍企業の立地や行動などの分析
  (4)観光と環境:観光開発と外国人観光客の増加による環境破壊
  (5)自由貿易協定(FTA)と世界貿易機関(WTO):FTAとWTO協定の意義
  (6)国際労働移動の経済効果:熟練・未熟練労働者の移動の経済分析
 3〜6.研究計画書の作成・報告
 7〜10.分析手法の決定、資料の収集・整理
 11〜14.研究計画の修正・再検討
 15.  定期試験(期末レポート)

[プロジェクト研究IV]
 卒業論文の進捗状況を随時、報告して、完成度の高い卒業論文を作成する。
 1〜3.資料の収集・整理
 4〜8.途中経過の報告:基本的結果の発表
 9〜12.卒業論文の執筆及び進捗状況の報告
 13〜14.研究成果のプレゼンテーション
 15.  定期試験(卒業論文)
評価方法  報告50%、期末レポートあるいは卒業論文50%により評価する(卒業論文の提出は必須)。
テキスト
その他