南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
2
担当者
石川 良文
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題
授業概要  本科目は、問題発見・設定から、政策的課題を取り巻く社会的状況の認識、合理性・効率性および異なる価値観に配慮した政策合意形成のプロセス、さらに施行 される政策の波及効果やその評価など、政策にかかわる一連のプロセスを確認する。次に、具体的課題を取り上げ、それを取り巻く社会的状況や多様な価値観の 認識に関わるディベート、問題解決に必要な資料(データ)収集と分析、それら論理的思考および科学的・合理的根拠に基づいた政策提言・政策立案、あるいは 政策評価に関する実習などを行う。ただし、担当教員の基礎とする学問分野により、課題設定やトピックスに多様性はある。
学修目標  本科目は、基礎演習および総合政策入門を踏まえた上で、政策形成プロセスの基礎を模擬的、体験的な学習を通じて修得する。
授業計画  環境問題は地球温暖化などの地球環境問題から、都市景観や犯罪など住環境問題まで様々である。この演習では、ある特定地域(例えば、瀬戸市)を対象に、環境及び社会経済の状況を分析し、問題点・課題点を克服すべき政策のあり方をディベート等を通じて議論する。また、演習で行った分析、政策立案についてレポートを作成する。

1.演習の進め方とテーマの設定
2.取りあげた地域、テーマについてのディベート
3.地域のデータ分析方法の説明、演習
4.環境及び社会経済データの分析(1)
5.環境及び社会経済データの分析(2)
6.地域の課題、問題点の抽出
7.地域の課題、問題点についてのディベート
8.環境改善プロジェクトの政策立案(1)
9.環境改善プロジェクトの政策立案(2)
10.環境改善プロジェクトの政策立案(3)
11.立案したプロジェクトの発表(1)
12.立案したプロジェクトの発表(2)
13.プロジェクトの評価
14.レポート集の作成(1)
15.レポート集の作成(2)
評価方法 演習時の発表20%、中間レポート20%。最終提出レポート60%により評価する。
テキスト なし。必要な資料は適宜配布する。
その他 1.演習ではコンピュータを用いた定量的な分析とプレゼンテーションを伴うので、エクセルとパワーポイントを使える人向きである。
2.グループ研究を行うため、欠席しないこと。