11347 地域文明論J(アメリカ)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜 |
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宮川 佳三 |
他の科目との関連 | アメリカの外交 |
他学科履修 | 可 |
副題 | 新世界・アメリカと「文明の衝突」 |
授業概要 | 今日、国際社会は「文明の衝突」の時代に入ったかの印象を与えている。中東における最近の情勢に、具体的に、その兆候を見ることが出来る。「文明の衝突」は人類全体に大きな問題を世界にぶつけている。アメリカがそのような状況にある国際社会において重要な役割を果たしている。 そのアメリカは自国の良かれと思う主義・原則に基づき対外関係を考えてきた。例えば、アメリカはイラクに自由と民主主義をもたらし、そのことで中東地域に平和と安定をもたらすことが出来る、と信じている。そのようなアメリカの発展史を考える。 |
学修目標 | アメリカの物の考え方はどのようにして生まれ、育ってきたのか。「旧世界」=「ヨーロッパ」とコントラストの「新世界」=「アメリカ」はどのように建国され、発展してきたのか。その発展の中でアメリカは「新世界」にすでに存在していた人々や文化・生活様式をどのように理解し、付き合ったのか。その結果はどうなったのか。このような問いを意識して、今日につながる「アメリカ文明」とはどのようなものなのか、を理解できるようにする。 〔秋学期の「アメリカの外交」につなげるための講座。〕 |
授業計画 | 1. 大航海の時代 2. スペイン・ポルトガルの西半球への進出 3. イギリス・フランスの西半球への進出 4. 旧世界と新世界 5. 西半球の文明と旧世界のそれ 6. 西半球とアメリカ合州国 7. アメリカ合州国とアメリカ合衆国−移民の国アメリカ・合衆の国アメリカ 8. アメリカの西への膨張(発展)とヨーロッパに対する孤立 9. 西部開拓と中南米への関心 10. 米西戦争と海外膨張:対ラテン・アメリカ政策 11. 20世紀初めのアメリカの対ラテン・アメリカ政策 12. 善隣外交 13. 冷戦と中南米 14. キューバ革命と脱冷戦と中南米の反米 15. 定期試験 |
評価方法 | 中間レポート、定期試験に基づき評価する。出席チェックが出来る場合は出席率を考慮する。 |
テキスト | 指定のテキストはなし。必要に応じて教材を用意する。更に参考図書の案内をする。 |
その他 | 日頃の国際社会の問題に目を向けること。 |