11661 現代社会における共生と言語
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜 |
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渡辺 義和 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 特に20世紀の後半から人種、文化、性別、職種等を越えた人間の共生が重要視されている。社会言語学やコミュニケーション学においても、異なった社会グループの共生は言語使用の側面から研究・分析されてきた。この講義では、社会言語学とコミュニケーション学の基礎を学び、それを土台にして、様々な社会グループの人間が現代社会で共生する上で遭遇する問題について学び、その解決策を探っていきたい。世代間コミュニケーション、医療場面や言語に障害を持つ人々のコミュニケーションについても触れる。 |
学修目標 | 受講生は、この授業を通して以下のことを学ぶことが望まれている。 1)言語使用の社会的意味、言語使用とアイデンティティ形成との関係 2)コミュニケーションにおける前提知識の意義 3)異なった言語使用に対する背景の理解 4)各自の言語使用の客観的理解 |
授業計画 | 第1週社会とコミュニケーション 第2週社会と言語と共生 第3週コミュニケーションと子供の遊びの変化 第4週電子コミュニケーション、差別表現 第5週母語、言語権、言語政策 第6週各国の言語政策 第7週各国の言語政策、英語公用語化運動 第8-9週ジェンダー間コミュニケーション 第10-11週世代間コミュニケーション 第12-13週医療現場でのコミュニケーション(医師と患者) 第14週コミュニケーション障害(吃音、自閉症、失語症) 第15週期末試験 |
評価方法 | 出席&分析・考察(40%)、期末課題(試験)(60%) |
テキスト | 授業中に配付するプリント以外に、指定図書を参考に読むことが望まれる。指定図書は以下のとおり。 『ことばと国家』(田中克彦著、岩波新書) 『世界の言語政策』(河原俊昭編著、くろしお出版) 『ことばと共生』(桂木隆夫編著、三元社) 『健康と医療の社会学』(山崎喜比古編著、東京大学出版会) 『患者と医師のコミュニケーション』(石川ひろの、武田裕子編著、篠原出版新社) 『老いはこうしてつくられる』(正高信男、中公新書) 『自閉症の子どもたち』(酒木保著、PHP新書)他 |
その他 |