96216 集合と位相研究
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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小藤 俊幸 |
講義題目 | 関数解析の基礎と応用 |
開講キャンパス | 瀬戸キャンパス |
授業概要 | 関数解析は、一定の性質をもった関数の集合(関数空間)を、位相的・解析的な手法により研究する解析学の一分野である。古くは、位相解析とも呼ばれた。関数解析の基礎事項を紹介し、微分方程式や積分方程式など関数方程式への応用について述べる。 |
学修目標 | 基本的な関数空間について、導入の意義と特徴を理解している。 バナッハの不動点定理(バナッハ空間の縮小写像の原理)と応用例を理解している。 ヒルベルト空間の基本的な定理(射影定理、リースの表現定理)と応用例を理解している。 |
授業計画 | 第1回 論理と集合・写像の基礎事項 第2回 実数の完備性 第3回 縮小写像の原理と応用 第4回 バナッハ (Banach) 空間の定義と例 第5回 関数空間 C [a, b ] の完備性 第6回 バナッハの不動点定理と積分方程式への応用 第7回 バナッハ空間上の有界線形作用素 第8回 ヒルベルト (Hilbert) 空間の定義と例 第9回 関数空間 L 2 (a, b ) 第10回 フーリエ (Fourier) 級数 第11回 射影定理と直交分解 第12回 リース (Riesz) の表現定理 第13回 超関数の意味の導関数とソボレフ (Sobolev) 空間 H 1 (a, b ) 第14回 微分方程式の境界値問題の弱解(リースの表現定理の応用) 第15回 将来展望 |
評価方法 | 演習とレポート |
テキスト | 洲之内治男「改訂関数解析入門」、サイエンス社、1994年 (一部、配付資料で補う) |
その他 |